研究概要 |
本研究の目的は栄養障害型表皮水疱症に対する根本的治療法として,骨髄由来細胞および幹細胞移植療法の臨床治療の有用性を,ヒト化蛋白モデルマウスを用いて検討するものである。VII型コラーゲンヒト化マウスにGFP+Tgマウスの骨髄細胞を経静脈移植した。創傷治癒部の皮膚を検討したところ、GFP陽性表皮角化細胞は約0. 2%で確認された。マウスCOL7mRNAおよびマウスCOL7蛋白の発現を検討したところ、発現が一部確認されたがわずかであった。そこで、骨髄細胞の皮膚への遊走・分化を促進させると考えられているHMGB1やCCL27、CCL19を併用した移植実験系を施行・解析中である。
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