研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、悪性黒色腫が示す化学療法抵抗性における、静止期細胞の役割について、分子マーカーとして蛋白質リン酸化酵素DYRK1Bに着目し、その関与を検討した。DYRK1Bは悪性黒色腫由来の細胞で発現の上昇が認められ、また、実際の病理組織内でも発現が認められた。独自のDYRK1B阻害剤は、抗癌剤に低感受性の悪性腫瘍細胞株において、抗癌剤への感受性を高める事が確認された。DYRK1Bの発現様式を模した静止期悪性腫瘍細胞レポーターの作成を試みたが、完成に至っていない。
すべて 2012
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Pharmacol Ther
巻: 134(3) ページ: 298-305