研究課題
挑戦的萌芽研究
うつ病の自殺企図を予防する目的で、うつ病患者50例を対象に脳由来神経栄養因子・TrkB受容体・セロトニントランスポーター(5HTT)・セロトニン2c受容体遺伝子のCpGのメチル化率を計測し、自殺予測に関与するバイオマーカーの開発を試みた。メチル化率の解析は、末梢血由来のDNAを対象にMassARRAY法にて行い、合計149ヶ所のCpGを計測した。ハミルトンうつ病評価尺度による希死念慮の程度と有意な相関を示すCpGは検出されなかったが、うつ病者の自殺企図と関連する、不遇な養育環境と5HTTのCpGメチル化率に相関が得られ、5HTT遺伝子メチル化率は自殺企図のマーカーとなる可能性が示唆された。
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J psychiatric Res
巻: 53 ページ: 47-53
精神神経学雑誌
巻: 115 ページ: 1101-1112
http://www.kochi-ms.ac.jp/~fm_nrpsy/kenkyu.htm
http://home.hiroshima-u.ac.jp/seisin/laboratory.html