研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では既に基本術式を確立してあった腸管グラフト内肝組織片充填式補助肝臓(原法)に様々な改良を加えて有効な体内型補助肝臓の開発を目指した。原法では術30日後には充填した肝組織片はその殆どが壊死、融解に陥ってしまったが、本研究ではグラフト内の肝組織片に血流を付加するために大網と肝組織片を共充填するという工夫を行った結果、原法では完全に壊死に陥ってしまった肝組織片が充填90日後でも部分的に遺残していて、組織学的にも肝の細胞索構造が維持されているという成果が得られた。本法は有効な補助肝臓開発につながる可能性を示すものと考えられた
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北関東医学
巻: vol.63, No2 ページ: 133-140