研究課題
挑戦的萌芽研究
実臨床において、重篤な心不全に陥った患者が多数存在し自然治癒することはほとんど期待できない。本研究では、補助心臓を有するマウス心筋梗塞モデルを用いて、心臓自己再生修復機能を誘導あるいは阻害する因子の同定を試みた。まず、C57BL/6 マウスの心臓に冠動脈左前下行枝(LAD)結紮による急性心筋梗塞を誘導後、梗塞心をレシピエントマウス腹部に移植し補助心臓モデルを作成した。このモデルでは心室重量の有意な増加、移植細胞の生着率向上が認められた。本研究で得られた知見は、心臓の自己修復能のみならず細胞移植効率に対するメカニカルストレスの影響を示し、新たな心臓再生療法の開発に役立つと思われる。
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PLoS One
巻: 6(12) ページ: e28890