エネルギーデバイスでの血管切離に補強素材を使用することによる凝固切開の向上を研究した。エネルギーデバイスはHarmonic Aceを使用し、組織補強素材としてポリグルコール酸シート、酸化セルロース貼付剤、シート状生物学的組織接着・閉鎖剤などを使用した。切離対象はブタの頸動静脈で補強素材を一重に巻きエネルギーデバイスで切離し、その切離時間、断端の耐圧性、断端の癒合距離で評価を行った。結果、補強素材により切離時間や耐圧性に差がみられ、断端の癒合距離には影響しないことが確認できた。このことからも補強素材の使用により速く確実に血管切離できる可能性が示唆される結果となった。
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