研究課題
挑戦的萌芽研究
人工物を体内に留置した際の結合組織によるカプセル化反応を応用し、自己組織からなる心臓弁(バイオバルブ)を開発した。鋳型を成ヤギの皮下に埋入して8週間後摘出し、鋳型を抜去してバイオバルブが得られ、手術的に左室心尖-大動脈バイパスに組み込んで、動脈圧負荷をかけて性能を評価した。術後、弁葉の可動性も良く顕著な狭窄や逆流もなく経過した。最長8週後の観察では、弁葉自体の構造は保たれ、結合組織の中に細胞侵や新生血管の構築も見られた。本研究により、バイオバルブが、高圧系でも自己弁に近い性能を持って機能し得ることが示され、将来有望な移植グラフとなることが期待される。
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J Biomed Mater Res B Appl Biomater
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