研究課題
高齢化社会において増加中の動脈硬化による頭蓋内外血管狭窄症、あるいは脳卒中の主な原因のひとつである脳動脈瘤、難治性であるもやもや病(特定疾患)や脳動静脈奇形に対し、分泌蛋白CYR61の発現変化について検討し、分泌蛋白CYR61療法により、血管新生などの治療を行う。分泌蛋白CYR61療法は難治性で潜在的に多くの罹患率があると考えられる脳血管障害に応用可能である。上記目的より、われわれは、CYR61プラスミドはコラボレーターから供与をうけた。CYR61に対する効果的なshRNAを選別し、活性を抑えるCYR61抗体を選択した。CYR61蛋白の至適濃度を確認した。分泌蛋白CYR61の発現変化について検討し、分泌蛋白CYR61療法により、血管新生などの治療を行うために、CYR61タンパクプラスミドのセットアップはでき、モデルの作成も順調に行うことができた。現在、脳血管攣縮モデル、動脈硬化ウサギモデル、もやもや病モデルにおいて、分泌蛋白CYR61の発現について調べているところである。また、イヌ脳動脈瘤、脳動静脈奇形モデルやウサギ頚動脈狭窄モデルの作成をトライしている。プラチナコイルに分泌蛋白CYR61を融合させ、血管内皮の増殖作用より脳動脈瘤、脳動静脈奇形を塞栓する試みを企ており、さらに、動脈硬化を強く抑制する分泌蛋白CYR61とステントの融合による内頚動脈狭窄病変の実験的治療を計画している。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (53件)
Transl Oncol.
巻: - ページ: -
doi: 10.1016/j.tranon.2014.02.016.
Journal of Clinical Neuroscience
doi.org/10.1016/j.jocn.2013.10.039, 2014
Date I Cacer Gene Therapy
巻: 20(8) ページ: 437-444
10.1038/cgt.2013.38.
SpringerPlus
doi:10.1186/2193-1801-2-160, 2013
Neuropathology
巻: 33 ページ: 264-275
doi: 10.1111/j.1440-1789.2012.01361.x.
Neurologia medico-chirurgica
巻: 53 ページ: 755-763
脳卒中の外科
巻: 41 ページ: 213-218
Clinical Neuroscience
巻: 31 ページ: 1140-1142
最新医学
巻: 68 ページ: 2672-267
小児の脳神経
巻: 38 ページ: 220-226