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2011 年度 実施状況報告書

三次元術前計画と三次元積層技術を用いた新しい人工股関節手術支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23659709
研究機関東京大学

研究代表者

伊藤 英也  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30436464)

研究分担者 茂呂 徹  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (20302698)
田中 健之  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00583121)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワード人工股関節 / 術前計画
研究概要

平成23年度は研究の目的である人工股関節の正確な設置を達成するために(1)コンポーネントの理想的な設置位置の探求 (2)術前計画通りに設置するためのpatient specific templateの開発 を中心に研究をおこなった。(1)に関しては過去の論文データに加え三次元術前計画ソフトを用いたシミュレーション実験をおこなった。その結果、寛骨臼コンポーネントに関しては外方開角40度から50度前方開角20度から30度、大腿骨コンポーネントについては前捻20度から30度に設置することが望ましいとの結論を得られ目的がひとつ達成された。(2)に関してはCTデータをもとに三次元画像ソフトを用いてコンポーネント設置を正確にガイドする機能を有するpatient specific templateを考案した。三次元プリンターを用いて光硬化樹脂製のtemplateのプロトタイプを作成し、立体骨モデルでのシミュレーションをおこなった。また、このtemplateを使用するための手術器械を開発し試作をおこなった。さらに臨床でのデモンストレーションをおこない基礎実験をおこなった。本研究の目標であるナビゲーションシステムと同等の設置精度が期待できるデータがえられた。さらに器械の改良を行っている。平成24年度に予定している臨床研究にそなえプロトコールの作成、統計学的な検討をもとにしたstudy designの検討をおこない、現在IRBに申請中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

23年度に掲げた目標はおおむね達成できたと考えている。

今後の研究の推進方策

今後は(1)臨床試験の実施 (2)臨床試験の結果の解析 (3)成果発表を中心に研究をすすめる予定である。現在、臨床試験のためのIRB申請中である。臨床研究開始前に手術器械の改良、作成を予定している。

次年度の研究費の使用計画

今後の研究の計画から(1)手術器械の作成費 (2)データ解析のためのソフト購入 (3)成果発表のための経費を中心に研究費を使用する予定である。

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公開日: 2013-07-10  

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