研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では骨折を有する患者の血漿にて変化しているマイクロRNAを網羅的に検索し6種類の血漿中マイクロRNAが健常人と比して有意に変化していることを見出した。このうち血漿中miR-Dは骨折の受傷後24時間で血中濃度が健常人より有意に低下していた。miR-Dの抑制が骨折の治癒に関与するかを明らかにするために、miR-Dの発現を抑制する核酸を骨折モデルマウスに全身投与したところ、仮骨形成と血管新生が有意に増加し骨折治癒が促進した。これらの結果は、骨折の治癒過程におけるマイクロRNAの新たな役割を明らかにすると同時に、血漿中マイクロRNAの骨折へのバイオマーカーとしての有用性および新たな骨折治療の可能性を示す。
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