研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は「痛みと音」に着目し、痛みを「音」で把握できるデバイスを作成する元となるデータを取得した。数種類の生体除法モニターの痛みによる変化を検討した結果、パルスオキシメーターを用いて測定可能な末梢循環の指標「Perfusion Index(PI)」が最も鋭敏であった。音による痛みの変化を音の快不快、主観的痛みの強度、Perfusion Index を組み合わせて解析した。Perfusion Index は若年者ではきわめて反応性の良い指標であるが、高齢者では大きな変化が見られない可能性があること、不快音に対する反応に比べ、快を誘導する音の反応に個人差があることが明らかになった。さらに、ペインクリニック患者においてはコントロール条件の主観的痛み強度が健康被験者に比し高く、音による誘導を受けにくい可能性も示唆された。
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Neu PSIG
巻: (in press)
PAIN RESEARCH
巻: 27巻 ページ: 123