神経障害性疼痛には、末梢神経の障害による末梢性神経障害性疼痛と中枢神経の障害による中枢性神経障害性疼痛の 2 種類に分類されます。特に中枢性神経障害性疼痛は難治性であることが知られています。 中枢性神経障害性疼痛は、視床などへの出血により発症するもの (視床痛) 、脊髄損傷によるものなど、神経障害の部位は様々です。これらの神経障害により痛みが発症するメカニズムは不明です。この原因は良い動物実験モデルが存在しないことにあると考えています。今回の研究では、新たなモデルを開発するために、視床などへ血液などを選択的に投与しましたが、臨床に即した動物モデルを作成することは出来ませんでした
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