研究課題
挑戦的萌芽研究
硫酸化糖脂質セミノリピドは精巣糖脂質の90%を占める主要成分であり、精細胞のみに発現している。著者らはセミノリピドを欠損するマウスが、精子形成不全による男性不妊症を発症することを見出した。エーテル脂質欠損マウスや長鎖ガングリオシド欠損マウスにおいても精子形成不全が報告され、精子形成における脂質の重要性が示唆される。セミノリピド欠損が他の脂質へ与える影響を調べるため、野生型および欠損マウス精巣のリン脂質を分析したところ、日齢および遺伝子型による組成の変動がみとめられた。また、2D-DIGEによる精巣プロテオーム解析により、欠損マウス精巣において複数のタンパク質に発現変動がみとめられた。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件)
Am J Physiol Renal Physiol
巻: Vol.303、No.7 ページ: F1049-1059