次年度の研究費の使用計画 |
次年度は今年度の繰越金729,815円に次年度交付額の900,000円を加え、計1,629,815円の研究費がある。筋層非浸潤性膀胱癌患者に対する経尿道的膀胱腫瘍切除直後の膀胱内注入化学療法の治療効果を予測する新規バイオマーカーを同定する研究におけるcDNAマイクロアレイを用いたmRNA発現プロファイル解析に関して、今年度はまず膀胱癌より樹立したCTOSとヒト膀胱癌細胞株におけるmRNA発現プロファイルの比較検討を行った。そのため、薬剤感受性試験に対する感受性群と耐性群を比較するためのcDNAマイクロアレイ解析を行うことができず、729,815円の繰越金が生じた。次年度は、まず新規バイオマーカー候補遺伝子同定を目的として、薬剤感受性試験に対する感受性群CTOSと耐性群CTOSのcDNAマイクロアレイ解析を行い、両群のmRNAの発現プロファイルを比較検討する。cDNAマイクロアレイ解析の受託研究費として756,000円使用する。オリジナルの膀胱癌やCTOSにおける同定した新規バイオマーカー候補遺伝子の発現解析に用いる試薬代やCTOS培養のための試薬代など物品費として473,815円使用する。また、学会発表や調査のための旅費・学会参加費・宿泊費に250,000円、論文投稿のための英文添削料や論文投稿料に150,000円使用する。
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