今回、羊水塞栓症3例、および羊水塞栓症以外で死亡に至った妊産婦死亡例1例の剖検により得られた肺組織を対象とした。 RNAの質の評価であるA260(核酸)/A280(蛋白)の値は良好と判断される1.8-2.0の範疇に入っていた。 未だ研究途上で今後、症例数を追加し、検討する必要があるが、羊水塞栓症症例の肺組織標本において非羊水塞栓症の肺組織標本と比較し、5種類のマイクロRNAが1.5倍以上の強度で増加していた。また、12種類のマイクロRNAが1.5倍以上に減弱していた。また、網羅的に解析したマイクロRNAの関連を評価するためにヒートマップを作成した。
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