研究課題/領域番号 |
23659824
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小野 滋 自治医科大学, 医学部, 准教授 (00315962)
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研究分担者 |
佐々木 康成 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (30405253)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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キーワード | 食道閉鎖症 |
研究概要 |
本研究の目的である、小児外科の代表的疾患である難治性A型食道閉鎖症の食道-食道吻合に再生医療を用いた治療法確立を目指し、催奇形性物質であるRetinoic Acid(RA)を妊娠9日目(E9)に過剰投与して直腸肛門奇形マウスを作成を試みる予定であった。Retinoic acid 単独投与食道閉鎖症ウサギコロニーの確立従来から所属施設にて行ってきた鎖肛モデルの作成方法に準じて食道閉鎖症ウサギの作成を以下の実施計画に基づき試みる予定であった。生後8ヶ月目のNZW の雌雄を交配させ、交尾12 時間後の受精時を妊娠0日と定める。食道閉鎖症を誘導するため、20mg/kg、50mg/kg、80mg/kg、100mg/kg の4通りでRAをsesame oil を溶媒として妊娠10、11、12、13、14 日目のウサギの腹腔内に過剰投与する。妊娠25 日目から30 日目に妊娠ウサギを犠牲死させ、実体顕微鏡(ニコン製:SMZ-U)下にそれぞれの子宮より胎仔を摘出し、さらに胎仔を開胸して食道閉鎖症の有無を確認する。これらのデータを解析し、食道閉鎖症モデルウサギ作成に対するRAの至適投与量並びに投与日を検討する。実際には、所属施設の異動に伴い、各種申請の再提出や資格再取得に時間と労力を必要とし、平成23年度は研究を実施通りに進める事は、極めて困難であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
最大の理由は異動に伴う所属施設の変更、実験・研究体制の変更を余儀なくされたことである。
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今後の研究の推進方策 |
異動に伴う資格の再取得、分配される基金の繰り越しなどを完了し、平成24年度は新しい研究機関にて研究を進めていく。研究分担者とは、密に連携を取りながら研究内容を一部分担して進めていく予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成23年度研究費の一部を平成24年度に繰り越し、新しい研究機関にて実施計画に基づき研究を進めていく。
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