研究課題
挑戦的萌芽研究
神経移植などは再生における有効な手段として臨床に応用されているが、完全に満足のいく効果が得られない場合も多い。そこでWaller変性する前に神経軸索をつなぐ実験を構築することとした。活イカ巨大軸索を用いて観察することを目指した。計画前には明らかでなかった活イカの疼痛対策を行うため、高侵襲実験法に対する麻酔法を確立した。また巨大電気生理学的な軸索刺激および伝導速度計測法を確立した。同時に蛍光マーカーを用いて軸索輸送の動きを観察し軸索輸送の回復過程を観察する方法については、ミトコンドリア染色の困難さと想定よりも高倍率が必要であることが分かり、今後染色法や染色標的の変更により可視化を検討中である