研究課題
挑戦的萌芽研究
研究の目的は、腹部急性疾患に対する時間分解分光システム(TRS)を用いた新たな測定法の開発である。ブタに人工呼吸器を装着し、体表からの肝臓、腸管測定に適した位置に TRS の送・受光用プローブを装着固定した後、FiO2 の低下や心停止を行い、次に開腹し、腹壁と肝臓、腸管の間に遮光板を挿入し同様な実験を行った。以上の結果より、体表から TRS を用いて肝臓、腸管の酸素化状態を非侵襲的に測定できることが確認できた。