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2012 年度 実績報告書

脳と骨の蛍光・発光ライブイメージングによる骨時計の発達機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23659855
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

飯村 忠浩  東京医科歯科大学, 学内共同利用施設等, 特任准教授 (20282775)

キーワード概日リズム / 骨 / 発達 / イメージング / 発光 / 蛍光
研究概要

骨の代謝が概日リズムによって調節されていることは、血中骨マーカーの日内変動や、PCRによる分化マーカーmRNAの発現変動によって報告されている。また、骨を含む末梢組織は視交叉上核にある中枢時計からの制御を受けている。しかしながら、成長発達中の骨組織において、どの細胞が概日リズムを発現し、どのようなリズムで骨の成長発達や機能発達を調節しているのか、また中枢時計からの制御メカニズムについては明らかにされていない。本研究では、機能的イメージングを駆使して骨組織でリアルタイムに概日リズムを可視化する技術を確立し、概日リズムを刻む分子時計による骨の成長発達過程の制御機構を解析する。
本研究の主なる成果は、連携研究者である沼野利佳准教授(豊橋技術大学)らとともに、発光および蛍光イメージングの両方を駆使した、いわばDual Imaging 技術による、生後マウスにおいても各臓器において概日リズムが確立する過程を可視化し、計測することに成功したことである。発光イメージングによって生きたマウスでの臓器レベルでの微弱な発光リズムを検出し、蛍光イメージングによって細胞組織レベルでのリズム形成が確認可能となった。これによって、生後の初期段階で、脳と骨には独立したリズム形成が観察された。また、骨組織において、細胞間での振動強度が違うことも観察された(論文発表 準備中)。今後は、このシステムをさらに応用して、臓器間の連携メカニズムおよび、骨の各種細胞における概日リズム形成の機能的意義について調べることが重要と思われた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (4件) (うち招待講演 4件)

  • [学会発表] 異骨症モデルを用いた骨格発生と病態の時空間的解析2012

    • 著者名/発表者名
      飯村忠浩
    • 学会等名
      第54回歯科基礎医学会学術集会 サテライトシンポジウム
    • 発表場所
      福島県郡山市 奥羽大学
    • 年月日
      20120914-20120914
    • 招待講演
  • [学会発表] 3次元蛍光イメージングと計測にで見る骨格の発生異常と骨の発達メカニズム2012

    • 著者名/発表者名
      飯村忠浩
    • 学会等名
      第30回日本骨代謝学会学術集会 若手シンポジウム基礎
    • 発表場所
      東京都 京王プラザホテル
    • 年月日
      20120720-20120720
    • 招待講演
  • [学会発表] 3次元蛍光イメージング法による骨発達の分子メカニズムの探索2012

    • 著者名/発表者名
      飯村忠浩
    • 学会等名
      第66回日本口腔科学会学術集会 教育研修会
    • 発表場所
      リーガロイヤルホテル広島
    • 年月日
      20120516-20120516
    • 招待講演
  • [学会発表] 3次元蛍光光イメージングによる骨の発達メカニズムと骨代謝研究2012

    • 著者名/発表者名
      飯村忠浩
    • 学会等名
      第68回日本顕微鏡学会学術講演会 硬組織シンポジウム
    • 発表場所
      茨城県 つくば国際会議場
    • 年月日
      20120514-20120514
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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