誤嚥性肺炎の原因は口腔内細菌などである唾液タンパク質は口腔内細菌を減少させるなどの働きがある。その合成や分泌はcAMPにより調節され、cAMPはphosphodiesterase (PDE)で制御されている。ラット顎下腺ではほとんどがPDE3とPDE4で、腺房細胞群ではPDE3を確認したが、導管細胞では確認できなかった。両群に筋上皮細胞が存在した。PDE3Bノックアウトマウスの顎下腺には特に変化を認めなかった。顎下腺にPDE4A、PDE7B等も認めた。唾液タンパク質合成や分泌を別々のPDEが調整している可能性が示唆された。
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