研究課題
挑戦的萌芽研究
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)ではホウ素化合物としてパラボロノフェニルアラニン(BPA)とボロカプテイト(BSH)が使用される。本研究では音響穿孔法(ソノポレーション)を用いて細胞膜に一過性の小孔を形成し、これらホウ素化合物の腫瘍細胞内濃度の向上をめざした。ヒト口腔扁平上皮癌の培養細胞ならびにヌードマウス腫瘍において、ソノポレーションで腫瘍細胞のホウ素濃度は上昇し、その後の中性子照射すなわちBNCTで、腫瘍細胞の増殖阻害が顕著となった。ソノポレーションはBNCTの抗腫瘍効果を増強する上で有用と考えられた。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (7件) 学会発表 (6件)
Oral Science International
巻: 10 ページ: 9-14
Journal of General Virology
巻: 94 ページ: 726-737
口腔組織培養学会誌
巻: 21 ページ: 13-14
International Journal of Radiation Biology
巻: 87 ページ: 293-301
Virology Journal
巻: 8 ページ: 446
巻: 20 ページ: 33-34
日本口腔外科学会雑誌
巻: 57 ページ: 533-541