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2012 年度 実績報告書

LIPUS照射およびRAP誘導を併用した歯槽骨代謝活性の制御

研究課題

研究課題/領域番号 23659959
研究機関北海道大学

研究代表者

飯田 順一郎  北海道大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (90151232)

キーワードRAP誘導 / LIPUS
研究概要

(1)有効にRAPを誘導するosteotomy付与方法の検討
ラット臼歯を用いて歯槽骨の局所に破骨細胞の活性を上昇させるregional acceleratory phenomenon(RAP)を誘導する処置方法を検討した。北海道大学動物実験委員会による実験計画の承認を得た後、ラット上顎片側第一臼歯頬側、口蓋側にスチールラウンドバーによる歯槽骨皮質骨に達するosteotomyの処置を行い、第一臼歯の横断方向の脱灰切片を作成、HE染色により観察する手法を用いた。ラウンドバーによるosteotomy の位置、箇所数、深さについて様々な条件でRAP誘導の程度を計測し、最も有効なRAP誘導の処置法としては唇側・口蓋側に歯髄に到達する深さのosteotomy計6か所を施すのが最も効果的に歯槽骨の吸収を誘導することが確認された。
(2)有効に骨形成活性を亢進するLIPUS照射条件の検討
超音波LIPUS(Low-Intensity Pulsed Ultrasound)照射装置〔BRソニックPro,伊藤超短波社製〕を購入する際に、ラット臼歯に適切な照射ができるように照射器先端の形状を選択した。ラット上顎臼歯への照射において、口腔内照射、口腔外からの照射、いずれが適切かについて、照射方法について検討したが、いずれにおいてもLIPUSによる歯槽骨の形成能の変化に対する有意な結果を現状では得るには至っていない。更に異なる条件による検討が必要と考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Short-term mechanical stress inhibits osteockastogenesis via suppression of DC-STAMP in RAW264.7 cells2013

    • 著者名/発表者名
      SUMIKA KAMEYAMA
    • 雑誌名

      International Journal of Molecular Medicine

      巻: 31 ページ: 292-298

    • DOI

      10.3892/ijmm.2012.1220

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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