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2011 年度 実施状況報告書

移動用リフトにおける筋緊張緩和効果の検証と評価指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23660006
研究機関京都大学

研究代表者

鈴木 和代  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70419456)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード移動用リフト / 筋緊張緩和 / ポジショニング
研究概要

本研究の目的は疾病や障害を持ちながら生活を送る人々が利用する移動手段のひとつである移動用リフトの効果を、被介助者の観点から検証することである。研究実施計画では今年度、健常者を対象としたパイロットスタディーを実施する予定であったが、計測方法の検討に時間がかかり実施に至らなかった。計画では筋電図と脳波、唾液中ストレスホルモン値の計測を予定していたが、実際に先行研究等での調査により、さらに筋緊張緩和効果を効果的に計測できる可能性のある計測方法を発見することができた。計画とは異なる方法での計測機器は申請の予算に含めていなかったため、計測機器の入手方法や実際の計測方法の訓練を含めて、その準備が必要となった。 現在、実験を行うための機器や環境については整備できたので、次年度のパイロットスタディー実施を目標にさらに計画を進める。現在検討中の計測方法では、筋の収縮ではなく筋の疲労度を測定できるため、長期臥床中の患者の硬直した筋肉の微細な動きの測定が可能と考えている。また、計測機器の特徴上、電極を装着する際の被験者への侵襲が少ないため、少しの刺激で筋緊張が高まる患者への測定にとっては適切である。以上の理由から、パイロットスタディーで下肢の各筋群や呼吸筋を中心に測定する筋を探索し、第二段階での本実験で測定する筋の特定を行う。筋疲労の測定以外の項目については、研究協力者との連携が図れる状況であれば実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

計測方法の選択を吟味することで時間を費やしたため、今年度予定していた予備実験の実施に至らなかったため。

今後の研究の推進方策

平成24年度中に予備実験の実施を行い、メインの実験に取りかかる準備を行う。平成24年度4~9月は産前・産後休業と育児休業を取得するため、計画の遅れが見込まれる。従って、進行の状況によっては研究期間の延長を申請する。

次年度の研究費の使用計画

実験を実施するための機器は前年度までに揃えたので、主に実験実施の謝金と調査のための交通費を執行予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 安全な介助方法と日本における課題-用具を活用する援助-2011

    • 著者名/発表者名
      西田 直子、水戸 優子、國澤 尚子、鈴木 和代、若村 智子、鈴木 ひとみ
    • 学会等名
      日本看護技術学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2011 – 1029

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公開日: 2013-07-10  

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