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2013 年度 実施状況報告書

移動用リフトにおける筋緊張緩和効果の検証と評価指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23660006
研究機関京都大学

研究代表者

鈴木 和代  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70419456)

キーワード移動用リフト / 筋緊張 / ポジショニング
研究概要

本研究の目的は、移動用リフトの吊姿勢における筋緊張緩和効果を測ることである。すなわちリフトの吊姿勢では、重力の影響から解放されることで筋緊張が緩和される機会になっているのではないかという仮説を検証するものである。当初の実施計画では今年度、臨床での本実験を行う予定であったが、初年度に計測方法の検討で時間がかかり、パイロットスタディーを行うことができなかったため、今年度実施した。
実験室にて健常成人9名に、心電図、下顎筋電図、体表面圧の測定を行い、筋緊張の状態を把握した。移動用リフト上でバランスがとれている吊姿勢を基本として、ベッド上での安静仰臥位と移動用リフトのバランス不均衡な吊姿勢との比較を行った。その結果、被験者による差異はあるものの、バランスのとれた吊姿勢の時に、最も筋緊張が緩和する傾向にあった。また、移動用リフトの吊姿勢をとった後に仰臥位になる毎に、体表面圧が分散される傾向にあった。以上のような結果の理由については、今後さらに分析を進めていく。また、今後患者を対象とした本実験を行うために、パイロットスタディーの結果を踏まえて、プロトコールを洗練させたうえで実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

予備実験までは終了しているが、本実験として計画している臨床での実験が計画段階であり、予定より遅れていると判断する。

今後の研究の推進方策

予備実験の結果分析を早急に進め、本実験の計画実施につなげる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 安全安楽な移動動作の援助の実際と工夫2013

    • 著者名/発表者名
      西田直子、水戸優子、国澤尚子、鈴木ひとみ、若村智子、鈴木和代
    • 雑誌名

      日本看護技術学会誌

      巻: 12 ページ: 24,25

  • [雑誌論文] ボディメカニクスの限界をどう超えるのか 人の自然な動きを支援する視点と可能性2013

    • 著者名/発表者名
      鈴木和代、若村智子
    • 雑誌名

      看護教育

      巻: 54 ページ: 1092,1097

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公開日: 2015-05-28  

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