研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は移動用リフトの使用について被介助者の視点からエビデンスを構築するための基礎的なデータ収集を目的として行った。特に移動用リフトの吊姿勢が、被介助者にとって安楽か否かについて、筋緊張の緩和を指標とする可能性を模索した。リフトの吊姿勢とベッド上仰臥位の比較において、体表面圧と表情筋電図の測定を行い、リフト乗車中の吊姿勢では、体表面圧が均等に分散されることが分かった。また、リフト使用前の仰臥位と比較して、リフトの吊姿勢の後の仰臥位では、体表面圧が分散されている傾向にあることが分かった。
看護学