本研究の目的はチーム基盤型学習法(team-based learning 以下TBLと略す)を看護学教育に導入しその教育的評価を行い独自のTBL教育方法を開発することである。TBLを看護学教育に導入・実践し教育効果の検証を行い、日本の看護学教育システムの実情に即した教育方法を検討することにある。研究成果は学会などで発表し、TBLの周知を図るとともにTBLセミナ-などにより教育者への普及を進める。 研究者は、TBLの授業により得られた成果の分析結果を平成23年度は2学会で発表、平成24年度も2学会で発表しTBLの周知を図るとともに授業成果を検証した。 平成24年度も高知大学医学部看護学科2年生の「小児看護援助論」でTBLの授業を実施した。TBLの各授業では学生の成績評価を行うとともに授業中間と授業後には学生間のピア評価を実施し、ピア評価の結果は学生に返して授業の振り返りを行った。 平成24年度に学会で発表した結果から週刊「医学界新聞」第3020号に「チーム基盤型学習(TBL)の効果と導入のコツとして取り上げられ掲載し周知を図ることができた。
|