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2013 年度 実績報告書

若者の足のトラブル“巻き爪”のタイプとタイプ別ケアの確立

研究課題

研究課題/領域番号 23660027
研究機関佐久大学

研究代表者

三石 清子  佐久大学, 看護学部, 助教 (70588186)

キーワードフットッケア / 巻き爪 / 足と靴
研究概要

本研究の目的は、若者に多いと考えられる「巻き爪」のタイプとタイプ別のケア方法の特定である。初年度の平成23年度は①文献検討②学会等へ参加し足の現状と靴との関連性についての情報収集③若者への足爪トラブル要因に関する調査計画を立案した。
平成24年度は①フットケアの先進国であるドイツ研修に参加しドイツにおけるフットケア技術の演習を通し、フットケアの技術を習得した。②19歳以上30歳未満女性86名に対し足爪トラブル要因に関する足と靴の実態調査を実施した。
平成25年度は、前年度実施した調査のデータ分析を行った。適切な靴のサイズは足の実測値より1.0~1.5cm大きいサイズがよいと言われているが、今回の調査では靴と足の実測値の差は0.7±0.8cmであり、対象者の54.7%が靴と足の実測値の差が0.9cm以下の小さい靴を履いていた。靴の形状では、甲固定が無い靴は76.7%、ヒールの高さが5cm以上の靴が43.0%であった。靴を履いての感想は68.6%が問題を感じていなかった。足爪トラブルでは対象者の66.3%に巻き爪が認められた。巻き爪の型の分類では①爪の両側が巻いているC型が59.6%②片側が巻いているL型が31.6%③左右の指の一方にC型、もう一方にL型が認められた者が8.8%であった。以上の結果から若者の巻き爪のタイプはC型とL型の2種類に分類されることがわかった。巻き爪の原因として、足の実測値より小さい靴や、靴を足の甲で固定できないヒールの高い靴を履くことにより、爪が靴に圧迫されることが考えられた。このことから、若い時期から巻き爪を予防するために、正しい靴の選び方と履き方の啓蒙活動が必要であると考えられた。また巻き爪のケアには、C型およびL型に対しワイヤーケアが有効であると考えられているため、今後、ケアの確立のために実際に介入研究を実施し、ケア方法の効果を研究課題としたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 若い女性の足爪トラブル要因に関する調査2014

    • 著者名/発表者名
      三石 清子
    • 学会等名
      日本フットケア学会第12回年次学術集会
    • 発表場所
      ホテル日航奈良
    • 年月日
      20140307-20140308

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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