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2013 年度 実績報告書

看護学生が加齢の外皮系変化の理解を深めるモーフィングを用いたアセスメント教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 23660029
研究機関岐阜医療科学大学

研究代表者

廣川 聖子  岐阜医療科学大学, 保健科学部, 准教授 (30389100)

研究分担者 島谷 智彦  広島国際大学, 看護学部, 教授 (80325191)
キーワード看護学生 / 外皮系変化 / モーフィング / アセスメント教材
研究概要

今日、看護の専門性が求められ、確かな臨床判断能力としてのフィジカルアセスメント能力が必須である。そのため、看護学生のフィジカルアセスメント能力を育成するために、外皮系(皮膚・爪・毛髪)の、しみ・しわ・変色などの加齢による生理的変化や、浮腫・びらんといった疾患・症状から見られる逸脱した外見的変化を、モーフィング動画として学習できるCAI教材の開発を試み、その妥当性を評価することを目的とし、平成25年度は外皮系の特徴を示す画像とデータを収集し、モーフィングを行い教材のシナリオを作成した。
具体的な研究成果としては、①前年度までに調整した実験プロトコルに基づき、青年期と向老期~老年期の、外皮系の特徴を示す画像とデータを収集した。②実験により得られた画像と、これまでに収集した画像をモーフィングし、各年代の平均顔を示した。また、得られた画像を、しみ・しわ・たるみ・変色など、皮膚の老化の種類にわけて評価した。さらに、③皮膚専門家の指導・協力を受けながら、加齢による外皮系変化について、CAI教材にするためのシナリオを作成した。シナリオ作成において、特に加齢による生理的老化についての理解を深められるような内容とした。このシナリオを基に、現在、外皮系の加齢による生理的変化の画像と、昨年度から収集している疾患・症状から見られる逸脱した外見的変化の画像を組み合わせてまとめている。これにより、加齢による生理的老化についての理解を深め、かつ、正常と逸脱を見極める判断材料となる教材となり。これまでになかったフィジカルアセスメントの学習教材を学生に提示できると考える。また、モーフィングを利用したことで、学生は、青年期の姿形から老年期の形へと変形していく老化のプロセスを視覚的にわかりやすく、かつ、加齢による変化を自分のこととして理解できる教材になると考え、引き続き研究を行い、教材の妥当性を検討する。

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公開日: 2015-05-28  

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