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2013 年度 研究成果報告書

終末期医療で看護師が体験する困難 ―患者の自己決定を支えるためのケアをめざして―

研究課題

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研究課題/領域番号 23660045
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 臨床看護学
研究機関大阪大学 (2013)
淑徳大学 (2011-2012)

研究代表者

松岡 秀明  大阪大学, コミュニケーション デザイン・センター, 招へい教授 (80364892)

研究分担者 池田 光穂  大阪大学, コミュニケーション・デザイン・センター, 教授 (40211718)
岩崎 紀久子  淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (80332930)
渡部 真奈美  豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (50341780)
研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワード終末期医療 / 看護師 / 困難 / ブリコラージュ
研究概要

本研究は、緩和ケア病棟で重要な役割を担う看護師が直面する困難に注目し、看護師以外の医療従事者-医師、理学療法士、理学療法士ら、患者・家族にも注目することによって以下3点を明かにした。
1. 緩和ケア病棟で看護師は、患者や家族の希望にそったケアをすることを望んでいるが、それが不可能な場合ジレンマに直面する。2.看護師たちは、マニュアル的な対応ではなく、病棟で患者・家族に対して行なうことが可能なこと・不可能なことに即して妥協点を見つける術を身につけていく。3.こうした困難は、緩和ケア病棟における患者の自己決定権とかかわっており、個々の困難を明確にすることによって、ケアの質を高めることが可能となる。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2014 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (8件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 病気になることの意味 : タルコット・パーソンズの病人役割の検討を通して2014

    • 雑誌名

      Communication-Design (大阪大学コミュニケーションデザイン・センター、ISSN : 1881-8234)

      巻: 10号 ページ: 1-21

  • [学会発表] 緩和ケア病棟における『良き死』をめぐって2012

    • 著者名/発表者名
      松岡秀明
    • 学会等名
      第18回日本臨床死生学会
    • 発表場所
      聖学院大学
    • 年月日
      2012-11-24
  • [学会発表] 人間機械論・再考2012

    • 著者名/発表者名
      池田光穂
    • 学会等名
      オムロンヘルスケア・東京大学情報学環共同主催「人間と機械の未来を考える研究会」
    • 発表場所
      オムロンヘルス株式会社(長岡京市)
    • 年月日
      2012-09-26
  • [学会発表] 安らかな死 : 緩和ケア病棟で鎮静はどのように行なわれているか2012

    • 著者名/発表者名
      松岡秀明
    • 学会等名
      第46回日本文化人類学会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2012-06-24
  • [学会発表] 安らかな死 : 鎮静、翻訳、対話2012

    • 著者名/発表者名
      松岡秀明
    • 学会等名
      第38回日本保健医療社会学会
    • 発表場所
      神戸市看護大学
    • 年月日
      2012-05-20
  • [学会発表] 翻訳行為としての保健 : 医療行為の新解釈2012

    • 著者名/発表者名
      池田光穂
    • 学会等名
      第38回日本保健医療社会学会
    • 発表場所
      神戸市看護大学
    • 年月日
      2012-05-20
  • [学会発表] ラウンドテーブルディスカッション「病いの語り : 哲学と人類学・社会学の架橋」(企画と講演)2012

    • 著者名/発表者名
      池田光穂
    • 学会等名
      第39回日本保健医療社会学会大会
    • 発表場所
      東洋大学朝霞キャンパス
    • 年月日
      2012-05-18
  • [学会発表] 緩和ケア病棟において理学療法士が体験する困難、そしてやりがい2011

    • 著者名/発表者名
      松岡秀明
    • 学会等名
      第17回日本臨床死生学会
    • 発表場所
      兵庫医科大学
    • 年月日
      2011-09-18
  • [学会発表] 生、死、ブリコラージュ : 緩和ケア病棟において看護師が体験する困難2011

    • 著者名/発表者名
      松岡秀明
    • 学会等名
      第45回日本文化人類学会
    • 発表場所
      法政大学
    • 年月日
      2011-06-11
  • [図書] 『生命倫理と医療倫理(改訂3版)』伏木信次・樫則章・霜田求編、金芳堂(担当箇所 : 第21章「医療人類学」Pp.224-233)2014

    • 総ページ数
      255
  • [図書] 『医療情報』(シリーズ生命倫理学第16巻)板井孝壱郎・村岡潔編、(担当箇所 : 第12章「ヘルスコミュニケーションの生命倫理学」Pp.234-256)2013

    • 著者名/発表者名
      池田光穂
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      丸善出版
  • [図書] 『終末期医療』(シリーズ生命倫理学第4巻)安藤泰至・高橋都編、(担当箇所 : 第11章「生、死、ブリコラージュ―緩和ケアで看護師が体験する困難への医療人類学からのアプローチ」Pp.177-192)2012

    • 著者名/発表者名
      松岡秀明
    • 総ページ数
      231
    • 出版者
      丸善出版

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公開日: 2015-06-25   更新日: 2015-07-02  

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