研究課題/領域番号 |
23660051
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
石野 レイ子 関西医療大学, 看護学部, 教授 (60321220)
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研究分担者 |
矢部 絵里奈(火村絵里奈) 関西医療大学, 看護学部, 助手 (90625881)
兒嶋 章仁 関西医療大学, 看護学部, 助手 (10617591)
岩井 惠子 関西医療大学, 看護学部, 教授 (60342234)
伊井 みず穂 関西医療大学, 看護学部, 助手 (20583925)
吉田 宗平 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (30166954)
五十嵐 純 関西医療大学, 保健医療学部, 准教授 (60193166)
相澤 慎太 関西医療大学, 保健医療学部, 講師 (60531259)
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キーワード | 運動継続の習慣形成 |
研究概要 |
22年に計画書の倫理審査を受け、22年末から参加者の募集活動を実施し、説明会、参加者の同意、活動量計の配布などを行った。23年度4月から運動プラグラムを用いた「運動支援」の開催と評価・測定を実施した。 20代から60代までの参加応募者98名に対し「ここから始まる運動習慣;ここトレ」と名付けて、計画に基づいて学内での「ここトレ」を9回、開始前、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後の計測を実施した。 運動成果を測定する計測の内容は①血液生化学検査(T-Cho、HDL、LDL、TG) ②血管硬化度、③内臓脂肪厚測定、④質問紙による運動習慣の継続要因の調査であり、また、自宅での運動継続をオムロン社の活動量計を携帯して活動量をモニタリングしてもらった。その結果、ここトレ開始前と比較して、3ヶ月後はBMI,歩数、エクササイズ、等において有意な変化が見られた。その成果を、5月のICNで発表する。その後の6カ月、1年後の変化については、現在分析中である。参加者の減少も見られたが、80%の参加を維持できて、住民の健康志向の高さが分かった。 課題としては、運動支援の実践に関する広報活動による運動習慣の普及啓発の実践が伴わなかった。しかし、参加者の希望で、2年目にここトレを開催し、継続しており、その中で広報活動が実施できればと考えている。これからの1年間で分析を進めて、運動習慣継続の実践モデル開発をする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究目的の達成度については、研究費の関係もあったが、住民参加を得て実践するまでの計画の具体化、測定機器の選定・購入において準備不足であった。開始後に新たな測定や調査を行ったことから、綿密な全体計画であったかどうか今後の評価も必要。研究協力者の協力、学生サポートの能力の発揮には驚くほどの成果が見られた。
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今後の研究の推進方策 |
運動成果の計測項目、機器について途中で導入した成果の分析を効果的な成果が見られるように検討を進めている。
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次年度の研究費の使用計画 |
ここトレの2年目について、研究的に運営できるように検討するための研究費として有効に使途を考える。
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