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2013 年度 実績報告書

「家族発達理論」を代替する新しい「家族の成長・発達区分」の提唱とその実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 23660064
研究機関神戸大学

研究代表者

法橋 尚宏  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60251229)

研究分担者 本田 順子  神戸大学, 保健学研究科, 助教 (50585057)
キーワード家族看護学 / 家族発達理論 / 家族の成長・発達 / 理論 / モデル
研究概要

香港フィールドにおいて,家族システムユニットの成長・発達区分(法橋)の各家族に対する家族支援に関して,18日間の家族エスノグラフィーを実施した.とくに,香港在住の日本人家族8家族に対して,“SFE家族システムユニットの成長・発達区分モジュール(SFE Family Growth and Development Module:SFE-FGD)”を用いた半構成面接調査を実施し,逐語録からその区分の内容分析を行った.また,各面接において各区分の定義文などに対して意見をもらい,修正,洗練した.SFE-FGDの改訂を行い,家族システムユニットの成長・発達区分は合計20区分であることを実証した.家族システムユニットの成長・発達区分は,家族発達理論を代替する新しい家族看護学理論であり,実践理論でもある.家族システムユニットの成長・発達区分では,あらゆる家族のあらゆる時期を捉えることが可能であり,個別性が高く,家族差を考慮でき,それぞれの家族に満足のいく家族支援を考えるのに役立つ.
なお,完成版の“SFE-FGD(バージョン2.2)”は,A4サイズ4ページで構成する自記式質問紙である(教示文1ページ,本文2ページ,奥付1ページ).本文には,20区分の説明文があり,家族全体の該当度を“該当する”“多少該当する”“該当しない”から選択することで,自らの家族が属する区分を選択する.困難直面期,家族機能低下突入期,家族機能低下期,家族機能低下脱出期の区分に“該当する”もしくは“多少該当する”家族は,家族症状があると判断できる.“SFE-FGDの実施マニュアル”は,A4サイズ11ページで構成され,区分名,定義,家族の様相,活用例などが一覧になっている.また,家族インタビュー/家族ミーティングの進行例があり,これにしたがって家族システムユニットの成長・発達区分を同定できる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Development of a new "Growth and Development Sectors for the Family System Unit"2014

    • 著者名/発表者名
      Junko Honda, Naohiro Hohashi
    • 学会等名
      Sigma Theta Tau International's 25th International Nursing Research Congress
    • 発表場所
      Wang Chai, Hong Kong (China)
    • 年月日
      20140724-20140728
  • [備考] 家族看護学

    • URL

      http://www.familynursing.org/

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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