• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実施状況報告書

介護予防に関連する自主活動グループと地域づくり

研究課題

研究課題/領域番号 23660102
研究機関長崎大学

研究代表者

中尾 理恵子  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (80315267)

研究分担者 川崎 涼子  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (30437826)
新田 章子  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (30457501)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワード医療・福祉 / 看護学 / 社会医学 / リハビリテーション
研究概要

地域での介護予防に関連した自主活動グループが活発な地域とそうでない地域の地域特性を明らかにするために、地域での聞き取り調査と住民への質問紙調査を実施した。聞き取り調査においては、自主活動が活発な地域の自主活動グループのリーダー14名と、地域での自主活動が活発とは言えない地域の自治会長・民生委員15名に行った。自主活動グループのリーダーは、自身の活動が参加者のためになると同時に自分自身のためになると考えモチベーションを高めていた。また、活動が活発な地域であることに対して、交通の利便性がよく自主活動のための場所が確保できるといった環境面が良好であること、地域内での人づきあいが良好で、住民1人ひとりの健康意識が高いことが関係していると考えていた。一方、地域自主活動が活発でない地域の自治会長・民生委員は、自治会や民生委員活動に対し、人のためにたっているというプラスの思いと同時に活動に対するマイナスの思いを抱いていた。対象住民との信頼関係をつくるのに時間がかかること、嫌な思いをすることがある、自身の体調が悪いことなどがマイナスの思いに影響していた。また、活動地区は交通事情が悪く、市街地と離れた場所にあり、閉じこもりの高齢者が多い傾向があった。地域の人づきあいは密接である反面、「近所の目」を気にして率先した活動に対して消極的になっていると考えられた。住民の健康意識には個人差があり、これらのことが自主的な活動を地域内で実施することにつながりにくいと考えられた。住民調査はデータ入力を終えた段階であり、今後集計分析を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

聞き取り調査、住民質問紙調査ともに終了しており、24年度は分析、考察を深める段階まで到達できている。また、論文作成にむけて進行中である。

今後の研究の推進方策

データの集計分析を進めて研究成果をまとめていく。また、聞き取り調査、住民質問紙調査の報告書を作成して、対象地区での住民へ結果説明会を開く必要がある。

次年度の研究費の使用計画

研究成果の発表や公表のための投稿料や旅費のために使用する予定である。

URL: 

公開日: 2013-07-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi