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2011 年度 実施状況報告書

認知症高齢者への効果的な笑い療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23660120
研究機関日本赤十字豊田看護大学

研究代表者

神谷 智子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助手 (90440833)

研究分担者 福田 由紀子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (00321034)
竹内 貴子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助教 (70559145)
奥村 潤子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40300222)
杉浦 美佐子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40226436)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード認知症 / 笑い療法 / 老人保健施設 / レクリエーション
研究概要

本研究は、健康に及ぼす影響があると示唆されている「笑い」について、認知症高齢者への効果を自律神経活動やストレス指標の観点から検証するものである。さらに、認知症の非薬物療法として認知症高齢者が参加し易く効果的な「笑い療法」を開発することにより、高齢者に笑いが溢れ、脳の活性化やストレスが解消することによって認知症の発症や進行予防に貢献することを目的として研究を行う。 初年度は、研究を始めるにあたり、認知症ケアや笑いの効果に関する文献検討を行い、調査項目や方法を吟味した。また、対象施設の認知症フロアの担当者と数回のミーティングを開き、入所者の年齢・性別・認知機能・自立度などの基礎調査を行った。これらを基に、プレテストとして、対象施設の認知症フロアにてDVD鑑賞による笑い療法を2回実施し、28名の認知症高齢者の協力を得ることができた。現在は結果の分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究を進めるにあたり、対象施設や対象者の協力を得ることができている。方法の微調整は必要ではあるが、おおむね計画通りに進展している。

今後の研究の推進方策

プレテストの結果を踏まえて、微調整を行い、本調査を実施する。得られた結果を分析し、学会で発表する予定である。

次年度の研究費の使用計画

本調査では、週1回のペースで笑いに関するDVD上映を1ヶ月ごとに内容を変更して行う。調査内容は、認知機能評価、自律神経活動、ストレス反応、笑顔度である。認知機能は、MMSE、前頭葉機能評価、行動異常評価を指標にして評価する。自律神経活動は、腕時計タイプの心拍測定器を用いて、笑い療法中の心拍数の変動によって評価する。ストレス反応は、認知症高齢者に侵襲の少ない唾液検査にて、唾液中コルチゾールと唾液アミラーゼを測定する。笑顔度は、笑い療法に参加中の認知症高齢者のようすを、前方2箇所に高齢者から見えないようにビデオカメラを設置し、高齢者個々の表情を撮影して測定する。これらの調査をするにあたり、関連する消耗物品が必要となる。

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公開日: 2013-07-10  

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