平成26年~27年度にかけて、P1) 歩容ゆらぎに頑健な歩容認証のサブ項目P1-3) 位相と観測条件による歩容多様体の復元の研究に取り組んだ。 具体的には、歩容等の周期画像列は、固有空間において位相をパラメタとする多様体を形成することから、本研究では、歩容ゆらぎに頑健な認証のために、位相と観測条件による2パラメタの歩容多様体を復元することで、位相と観測条件が任意に変化する歩容画像列を照合する手法を開発した。 本研究成果であるゆらぎを含む歩容に対する多様体復元に関する論文を学術雑誌に投稿したが、平成27年の1月に査読コメントと共に不採録を受けた。よって、歩容ゆらぎに頑健な歩容認証の成果をまとめるために、指摘事項に対する解析や追加実験を実施し、それに伴う論文修正を行い、論文投稿を行った。また、平成26年度の研究実施計画にある位相と観測方向が任意に変化する歩容画像列の照合に関する論文を国際会議に投稿していたが、論文の不採録通知を平成26年度に受け、修正原稿を平成27年度開催の国際会議に投稿した結果、採択され、国際会議にて発表した。
|