研究課題/領域番号 |
23680034
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
疋田 貴俊 京都大学, 医学研究科, 准教授 (70421378)
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研究期間 (年度) |
2011-11-18 – 2015-03-31
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キーワード | 大脳基底核 / 神経回路 / 報酬行動 / 忌避行動 / 意思決定 |
研究概要 |
大脳基底核神経回路の直接路と間接路にそれぞれ特異的な可逆的神経伝達阻止法と薬理学的手法の組み合わせにより、報酬行動には直接路D1ドーパミン受容体の活性化が、忌避行動及び学習柔軟性には間接路D2ドーパミン受容体の不活性化が、それぞれ重要であることを示してきた。より高度な意思決定行動を要求する認知行動課題における大脳基底核神経回路機構の解析をすすめている。さらに、精神疾患モデルマウスを導入し、精神疾患病態時の報酬・忌避行動および意思決定行動の変化と大脳基底核神経回路の制御異常の同定を試みている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度までに報酬・忌避行動における大脳基底核神経回路制御機構を明らかにしてきたが、さらに高度な認知行動課題にすすんでいる。
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今後の研究の推進方策 |
可逆的神経伝達阻止法を用いて、高次脳機能と精神疾患病態における大脳基底核神経回路機構を探る。
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