研究課題
昨年度に引き続き、カナダ砕氷船による北極航海に参加し、化学パラメーターの観測を行った。本年度は表層低塩分水およびそれに伴うアラゴナイト未飽和水の分布が大きく異なっていることが分かった。カナダ海盆における淡水の集積/放出および混合に関連していると考えられる。また、昨年度までに作成した装置を用いて、海水中のSF6濃度を測定した。その結果、中層のアラゴナイト未飽和水は、主に3つの経路を経てカナダ海盆に入り、およそ10年程度、海盆内に滞在していることが明らかになった。また、昨年度係留した時系列採水器を無事に回収し、1年間にわたり隔週で採水した貴重な海水サンプルを得ることに成功した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Journal of Geophysical Research
巻: 119
10.1002/2013JC009069
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Polar Research
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