研究課題
若手研究(A)
本研究では量子ネットワーク構築のための量子情報固体素子実現に向けた基盤研究を、主にダイヤモンド中のNV中心を用いて行った。量子ネットワーク構築には伝送、計算、記録にそれぞれ優位性を持ち、量子性が顕在化してくる単一レベルでの光、スピン、電荷の操作が重要となる。我々は固体において室温で初めて電気的に単一光子を生成することに成功した。また単一NV-(-1価の電荷状態のNV中心)の電荷状態を初めて電気的に制御することに成功した。またNV中心のスピンと超伝導量子ビットの量子的な結合の成功に大きく貢献した。これらの成果は学術的意義が高く、かつ基盤技術の確立という観点からも重要な成果と考えられる。
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