新たな光学特性を発現するコロイド結晶を創製するため、形状異方性を有する微粒子(異形粒子)を溶液の重合反応により合成し、その微粒子をビルディングブロックとして集積させた。異形粒子の合成過程では電場、磁場等の外場に応答する無機材料を、異形粒子の主成分となるポリマーと複合化し、外場印加によって異形粒子の配向状態が変化するようにした。異形粒子内に外場応答性に優れる無機材料成分を局所的に配置することで、異形粒子を配向させた状態で集積させる手法を見出した。また、外場応答性の可動粒子を内包した中空粒子が非最密充填構造のコロイド結晶の作製、さらには外場による内部構造制御に有効であることを実証した。
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