研究概要 |
個々の細胞内の状態に応じて、目的の遺伝子の発現を操作する技術の開発は、生命科学分野の進展のための重要なツールとなりえる。本研究では生体内で多彩な機能を担うRNAを人工的にデザインすることで、哺乳類細胞内状態に応じて遺伝子発現を制御できる新技術を開発することを目指した。その結果細胞内で発現する特定のタンパク質に応答して、目的とする遺伝子の発現をON/OFF制御することができる「RNAスイッチ」技術の開発と拡張に成功した(Nucleic Acids Res.40:9369,2012,Nucleic Acids Res.41:e135,2013,Nature Commun.4:2393,2013)。
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