研究課題
若手研究(A)
本研究は、母子世帯の生活実態を世帯構成、収入と就労の関係、所得保障との関係から把握することを目的としている。三世代同居に関する分析から、ケアの必要性が高い母子世帯ほど親と同居する可能性が高まるが、ケアサポートは世代間で双方向的なものであることが示唆された。就業履歴と収入の変化に関する分析からは、第1子出生時に正規雇用であるかどうか、教育歴の長短が離別後の就業形態と収入に影響を与える傾向がみられた。また、貧困とスティグマに関する比較分析の結果、日本ではとくに、「標準的家族」からの逸脱が貧困と結びついた場合に強いスティグマが生じるが、イギリスでは、物質的な水準を満たせないことが自尊心を低めていた。
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Social Policy and Society
巻: Vol. 13, Issue 1 ページ: 143-154
学術の動向
巻: 第18巻, 第5号 ページ: 38-46
女たちの21世紀
巻: 第73号 ページ: 31-37