研究課題
若手研究(A)
西アジアの農耕開始前後の時代を対象に、考古遺跡調査により得られた出土植物の同定を行った。農耕開始以前のデデリエ遺跡(北西シリア、終末期旧石器時代ナトゥーフ期)では稀有な焼失家屋内の種子と樹種同定をして、農耕の影響を受ける前の植生と生活を明らかにした。農耕開始期とそれ以後の西アジア各地の遺跡について植物同定を行い、農耕の開始とその発展にともなう植物利用の変化、環境および作物進化ほかを概説した。
考古学