すばる望遠鏡の新主焦点カメラHyper Suprime-Cam (HSC)に装着し、宇宙再電離完了期である赤方偏移z=6.6の星形成銀河を効率的にサンプルするための中帯域フィルターIB945の開発を行なった。また、京コンピュータを利用した宇宙再電離現象の大規模数値シミュレーションの開発を進め、宇宙の構造形成の大規模かつ高解像度のN体シミュレーションを実施した。これを土台とした輻射輸送数値シミュレーションを実行するため、N体シミュレーションで得られるダークマターハローの質量に応じた電離光子放射率のモデル化を行なった。さらに、遠方宇宙の銀河形成進化や銀河間媒質の研究も行なった。
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