研究課題
若手研究(A)
光、原子、トラップイオンなど様々な物理系から実現される量子情報処理は、ここ20年の間に活発に研究されている。光は量子情報を運ぶ担い手として重要な役割を果たしている。一方、その他の物質系は量子情報のメモリや操作を特定の場所で行う役割を持っている。特に量子リピーターに注目すると物質系と光の量子もつれが基本的なリソースとして用いられる。これまでこのような量子もつれの生成が実現しているが光の波長は光ファイバー通信に不向きな可視光領域に限られていた。本研究では量子状態を壊さない波長変換技術を開拓し、量子状態を効率的に送信可能な可視光から通信波長への量子波長変換を実現した。
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