研究課題
若手研究(A)
本研究では、数百年以上の長期気候変動についての理解を目指し、詳細な大気海洋結合大循環モデルに加えて、長期時間積分が可能な簡略化した大気モデルを用いた結合モデル、およびシミュレーション結果と古海洋データとの直接比較を可能とする海洋炭素・物質循環モデルを併用し、それらのモデル群を組み合わせた統合的なアプローチにより、海洋環境場の長期変動シミュレーションを効率的かつ詳細に行うための手法を開発した。その手法を用いて、氷期の大西洋深層循環についての数値シミュレーションを行った結果、大西洋深層循環に熱的な閾値が存在し、そのことが氷期の気候変動を理解する上で重要な鍵となることが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 3件)
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