申請者は環状ホスト分子であるシクロデキストリン (CD) を用いて可逆的な超分子の錯形成に注目し、刺激応答性超分子材料の研究テーマにおいては、CDとアゾベンゼンを組み込んだ超分子ヒドロゲルの作製と光刺激応答性ゾル‐ゲルスイッチングの実現および超分子アクチュエータを実現した。この可逆的なホスト‐ゲスト相互作用は自己修復性超分子材料の研究テーマにおいても有効であり、CDの可逆的な錯体形成を利用した超分子ヒドロゲルの作成と、外部刺激に応じた超分子ヒドロゲルの接着挙動、および破断面選択的な接着性を示す自己修復挙動の観察した。 (Nat. Chem. 2011, Nat. Commun. 2011)。
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