本研究では、光回路基板に集積作製可能なポリマー導波路型の微細光源を作製する技術の開発を行った。微細光源の作製には自己形成活性導波路技術を応用した。チップ上に異なる発光波長帯を持つ導波路型光源を直列に作製することで、広帯域の白色光源を実現した。また、二光束干渉露光により分布帰還形の共振器構造を作り込むことで、単一波長発振型のレーザ素子を作製した。さらに,集積型広帯域光源を用いたチップ上ラベルフリー光学分析の検討を行った。本研究では分析手法として過渡吸収分光法に着目し,厚膜フォトレジストを用いたチップ型光学分析システムの試作を行った。
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