研究課題
本研究課題の目的は,以下の(i)-(ii)の医療診断・治療を対象として,超音波技術およびIRT技術を基盤として,非侵襲超音波診断・治療統合システムの構築法を確立することであった。この研究目的を達成するために,下記の(5つの作業手順を順次遂行することで,医療技能を機能として抽出,構造化し,関数としてシステムの機構・制御上に実装(医療技能の技術化・デジタル化:医デジ化)した。その際,必要ならば専門医の医療技能に啓発された全く新しいアプローチから機能を追加・実装することにより,さらなる医療の質の向上(高速・高精度化)を図った。これにあたっては,我々が開発してきた独自のコア技術を基盤として,これを発展させることで行なった。診断・治療支援の対象:(i) 乳がんの診断・治療,(ii)腎臓がんの診断・治療,(iii)腎臓結石の診断・治療,作業手順:(1)医療診断・治療技能を機能として抽出・構造化,(2)機能におけるパラメータ解析,(3)機能の設計指針化,(4)機能の実装,(5)実験による機能の評価・改良。上記のうち,当該年度は(5)実験による機能の評価・改良のステップを中心に研究を遂行,これに付随して変形をともなって運動する臓器の追跡手法に関する基盤特許を出願した。本件急の成果は日経新聞への掲載,2014年度 日本設計工学会 The Most Interesting Readings賞を受賞,intuitive Surgical社の研究者によるReview Articleにおいて医療ロボットの体動補償研究のパイオニアかつ中核的な研究として大きく取り上げられるなど,学会をはじめ,国内外の企業・研究者・メディア等から大きく着目されるとともにきわめて高い評価を得ている。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Amer Inst of Physics
巻: - ページ: -
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http://blog2009nkoizumi.japanprize.jp/
http://www.niuts.sakura.ne.jp/nkoizumi/
https://scholar.google.co.jp/citations?user=twToQOwAAAAJ&hl=en
https://www.researchgate.net/profile/Norihiro_Koizumi
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/faculty/t_meibo/en/80077915.html