研究概要 |
これまでの結果、亜臨界DMEで抽出された褐炭可燃分は固体として析出することが判明した。また、『DMEの温度を下げた』結果、ロシア・カナダ・中国北部の冬期に相当する-20℃の極低温でも、褐炭可燃分が抽出されると共に、氷・不凍水の双方共に完全に抽出することに成功した。20~80℃域においては、温度の違いによって可燃分抽出残渣の表面官能基に変化が、FT-IR測定によって認められ、それに伴って自然発熱性も変化することが判明した。しかし、抽出量に対する温度依存性は、顕著に見出すことができなかった。 学会発表 「寒冷地を想定した凍結褐炭へのDME抽出法の適用と褐炭性状」、日本エネルギー学会第49回石炭科学会議、(2012/10/25) 査読付き論文 Hideki Kanda, Peng Li, Hisao Makino, Direct water removing from frozen brown coal at -20°C, Fuel, doi: 10.1016/j.fuel.2013.04.008 (2013)
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