研究課題
若手研究(A)
物質内部の状態を微視的に探ることができる核磁気共鳴(NMR) 法を用いて、マイナーアクチニド(ネプツニウム、アメリシウム等)を含む酸化物における自己照射損傷プロセスの研究を行った。研究のため新たに243AmO2粉末試料を準備し、酸素核のNMR測定を行った。熱的アニール効果が小さい低温(1.5K)を利用することで、約一ヶ月という短い時間スケールで結晶の局所的な対称性が低下し、電子状態が不均一かつ急激に変化していく様子を観測することができた。またAmO2の低温の磁気状態が、Am元素の磁気モーメントがランダムに配列して固まった状態(スピングラス状態)にあることも明らかになった。
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Comptes rendus Physique
巻: (in press)
Physical Review B
Journal of Physical Society of Japan
巻: Suppl. A 80 ページ: SA110-1-3
Mater. Res. Soc. Symp. Proc
巻: 1444 ページ: 149-158
10.1557/opl.2012.1001