研究課題
若手研究(A)
tRNAのアンチコドン周辺に存在する修飾ヌクレオシドは、遺伝暗号の正確な解読において重要な役割を担っている。また、ミトコンドリアtRNAにおける修飾の欠損はミトコンドリア病の原因となる。本研究では、tRNA修飾機構の解明の一環として、N6-スレオニルカルバモイルアデノシンの環化反応を触媒するtRNA修飾酵素の結晶構造を解析した。さらに、立体構造に基づいた変異体解析とあわせ、触媒反応に重要なアミノ酸残基などを同定した。
構造生物化学